チェーン選定計算式
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中心距離及びチェーン長さの計算
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チェーンの長さが分かっていて中心距離(軸間距離)を求めるには
\(C=\cfrac{p}{8}\left(\left(2Lp-z_1-z_2\right)+\sqrt{\left(2Lp-z_1-z_2\right)^2-0.81\left(z_1-z_2\right)^2}\right)\hspace{6pt}\)
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中心距離が分かっているチェーンの長さを求めるには
\(Lp=\cfrac{2C}{p}+\cfrac{z_1+z_2}{2}+\cfrac{P\left(\cfrac{z_1-z_2}{2\pi}\right)^2}{C}\)
C=中心距離
Lp=リンク数
p=チェーンのピッチ(mm)
z1=大スプロケットの歯数
z2=小スプロケットの歯数
奇数リンクの場合には、オフセットリンクを使用しなければなりませんが、なるべくスプロケットの歯数もしくは中心距離(軸間距離)を変えてできるだけ偶数リンクになるようにして下さい。
両式で求められる値は何れも近似値ですが、この誤差は完全に組まれたチェーンの長さにおける公差より小さいので差し支えない値となります。
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チェーンの長さが分かっていて中心距離(軸間距離)を求めるには
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チェーン速度の計算
チェーン速度は次の公式によって求められます。
\(V=\cfrac{p \times z\times n}{1000} \hspace{6pt}\mbox{(m/min)}\)
V=チェーンの速度(m/min)
p=チェーンのピッチ(mm)
z=スプロケット歯数
n=スプロケット毎分回転数(rpm)
- チェーンにかかる作用張力の計算
チェーンにかかる作用張力は次の公式によって求められます。
\(Lw=\cfrac{4500 \times P_H}{V}\hspace{6pt}\mbox{(kgf)}\\Lw=\cfrac{6120 \times P_W}{V}\hspace{6pt}\mbox{(kgf)}\)
Lw=チェーンにかかる作用張力(kgf)
V=チェーンの速度(m/min)
PH=動力(PS)
PW=動力(kW)